あらすじ
美山しずくは、青林大学付属病院に勤務する1年目の研修医。
これまでいくつかの科での研修を終えてきたしずくは、10月から同期で同じく研修医の矢沢圭、真中潤一(増田貴久)、小岩井陽菜子、新城紗知ら4人と共に、救命救急医療の最前線である救命センターに配属される。そこでは、研修医を医者とはみなさない宮島一樹、田淵育男、香澄弥生ら、腕も経験も豊富な指導医たちが待ち構えていた。
しずくは、初日からいきなり当直勤務という洗礼を受ける。そして静まりかえる夜中の医局に、救急を知らせるホットラインが鳴り響く。
しずくは香澄から自殺未遂の救急常連患者・夏希の処置を命じられるが、暴れる夏希に苦戦して処置出来ず、香澄に厳しく叱責される。だが、そんなしずくにさらに追い打ちをかけるように、次々と容赦なく患者が運び込まれてくる。
この先、現実は“意地”だけではやっていけないことを、しずくは改めて痛感する……。