あらすじ
彼氏どころか、友だちもいない歴16年――。
いつもひとりで行動している橘めいは、同級生にからかわれる日々を過ごしていた。
ある日、中西健志のイタズラに怒りを爆発させためいの回し蹴りが、無実の黒沢大和に命中してしまう。
自分とはいちばん縁遠い「学校一のモテ男」にケガをさせてしまった、めい。
しかし、なぜか大和はめいを気に入り「友だちになろう」と迫ってきて……?
あらすじ
明恵小学校5年2組の担任を務める武戸井彩未は、明るくて生徒思いの理想的な先生。しかし、それは表向きの顔で、実は決して他人に心を開かず生徒たちにも愛情を持っていない極めて腹黒い変人だった。
ある日、5年2組に古藤結衣子という生徒が転入してくる。結衣子は彩未に向かって突然「学校に来る途中にある、甲さん家のおばあさんが燃えちゃうの…助けて」と、謎めいた言葉を口にする。本気にしない彩未だったが、まもなく甲という名の老夫婦が家に火を点けて心中するという事件が起こる。
以来、結衣子は不登校になり、彩未は結衣子の家を訪ねることに。そこで彩未を出迎えたのは、彩未が自分の夢の中で創り上げた理想の“夢王子”とそっくりな志岐貴だった。志岐は、結衣子の祖父で大学教授の古藤万之介の助手だった。
万之助は、結衣子には悲惨な未来を予知夢として見る能力があるのだと語る。そして、次に結衣子が見た悪夢は、彩未が生徒を殺す夢だった…。
あらすじ
県立橘第一高校。通称、一高。学区で一番の進学校として、名高い名門県立高校だ。新任教師の春山杏子は、彼女にとって初めての入試を数日後に控えていた。入試を目前に校内は殺気立っている。
入試会議のアナウンスが流れ、杏子は会議室へと向かった。入試部長の荻野正夫により、入試の全体的な流れが説明されていく。杏子は水野文昭と村井祐志と三人一組となり、試験会場2の試験監督を担当することになった。
夕方になり、英語科準備室で英語教師たちが集まり教科会議が始まった。英語教師の松島崇史は、息子が一高受験生のため、今年の採点処理は行わない。松島を信頼している小西俊也は松島がいないことに不安がるのだが、松島は「今年は英語科のホープ、春山先生がいるからね。」と不安がる小西をたしなめる。期待を寄せられた杏子は「頑張ります!」と、入試にますます気合いを入れ・・・。